「ゆとり世代」や「さとり世代」、「Z世代」等について
先日子供と話をしていると、自分はギリ「ℤ世代」と言う。
「ゆとり世代」は良く耳にしますが、「Z世代」や「さとり世代」等について少し調べてみます。
さとり世代とは、1980年代後半から1990年代中ごろの不景気な時代に生まれ育った世代を指し、物欲や出世欲をあまり持たず、安定性を重視する傾向がある若者気質を指す言葉です。
ゆとり世代とは、1987年から2004年に生まれた世代を指し、2024年時点で20歳から37歳の人が該当します。1998年の学習指導要領改定に伴い「ゆとり教育」が実施された世代で、この名称が付けられました。
Z世代とは、1990年代半ばから2010年代序盤に生まれた世代を指し、2024年現在では13歳~29歳前後の年齢層に当たります。アメリカでは「ジェネレーションZ」と呼ばれ、X世代やY世代に続く世代であることから「ポストミレニアル世代」とも呼ばれます。
「さとり世代」「ゆとり世代」「Z世代」は、世代を指す言葉です。それぞれの世代の特徴や年齢層は次のとおりです。
さとり世代
さとり世代の特徴としては、次のようなものがあります。
● デジタルネイティブで、幼い頃からインターネットを介してあらゆる情報を取り入れてきた
● 非ブランド志向で、実用性を重視し、ノーブランドでもコスパのよいものを選ぶ傾向
● 他人との衝突を避ける傾向があり、穏やかで安定した生活のために良好な人間関係を保つことを好む
● 効率を重視し、業務をより効率的に行えるような方法を考え実践することができる
さとり世代は、ゆとり教育のはじめに義務教育を受けた1987年頃生まれと、ゆとり教育の終わりに義務教育を受けた2004年頃生まれとでは一世代のギャップがあります。
さとり世代と付き合う際には、次のような点に注意しましょう。
● プライベートな時間の過ごし方をしつこく聞く
● 恋人の有無や趣味などのプライベートな情報を詮索する
● 仕事終わりや休日に、飲み会や社内イベントなどの予定を強制的に入れる
● 精神論で話をする
ゆとり世代
ゆとり世代の特徴には、次のようなものがあります。
● ワークライフバランスを重視する
● 多様性を尊重する
● ITリテラシーが高い
● 環境や社会問題への意識が高い
● 堅実な生活を望む
● ブランド志向よりコスパ志向が強い
ものを「所有」することへの関心が薄く、車や洋服などを「レンタル」することに抵抗がないゆとり世代と仕事で関わる際は、次のような点に留意するとよいでしょう。
● 目標や指示を明確にする
● 評価して伸ばす
● 叱るのではなくアドバイスす
● プライベートに干渉しない
● 適度な距離感でコミュニケーションを取る
Z世代
Z世代は、次のような特徴で知られています。
● デジタルネイティブ、SNSネイティブと呼ばれるように、生まれた頃からインターネットが身近にある世代です
● タイパ(タイムパフォーマンス)重視の効率主義、強い仲間志向、仕事よりプライベート重視、多様性を重んじるなど、従来の若者以上に特徴的な価値観を持っています
● 環境や社会問題への関心が強く、人種差別や性差別、LGBTQ+の権利擁護にも関心を持っています
● ブランド品であるかどうかよりも、自分の価値観に合った製品であるかを重視して商品を選ぶ傾向があります
● オンラインショップの利用が多い傾向にあります
● 出世よりも安定志向を重視しており、仕事とプライベートを両立してワークライフバランスをより良く保とうという考えを持っています
Z世代は、世界的に人口の1/3を占めるようになったとされ、2031年までにZ世代の収入が世界の1/4以上に達するとの見方もあります。企業にとって重要な存在であり、ビジネスの重要な顧客として注目されています。
他にも ある ある、世代
団塊世代:
1947年から1949年に生まれた世代で、競争意識が強い傾向がある。
しらけ世代:
1950年?1964年に生まれた世代で、無気力・無関心・無責任の三無主義といわれている。
バブル世代:
1965年から1969年に生まれた世代で、消費が多いという特徴がある。
氷河期世代(就職氷河期世代):
1970年から1982年生まれで、バブル崩壊後の就職難の時期に新卒だった世代。
堅実さや安定を求める傾向がある。
プレッシャー世代:
1982年から1987年生まれで、氷河期世代とゆとり世代との間の世代。
現実的でプレッシャーに強いといわれる。
つくし世代:
1992年以降に小学校に入学した世代。人に尽くすことに喜びを感じる特徴から名付けられた。
思いやりの心で他者を尊重し、人に尽くすことに喜びを感じる傾向がある。