焼酎 前割
鹿児島では、焼酎を水で割り瓶で寝かせて飲む風習があると聞きました。
焼酎の「前割り」とは、焼酎をあらかじめ好みの濃度に割り水しておく飲み方です。
焼酎と水を混ぜ合わせた後、一晩から数日間、寝かせておくと、焼酎と水がなじんで、通常の水割りやお湯割りよりも格段においしくなると言われています。
数年前から、あるお店に「前割焼酎」を置かせていただいています。
安価な焼酎を美味しく飲もうと試みましたが、これが何と美味しい。お酒の角が亡くなって円やかな味になります。
以来、「前割焼酎」オンリーです。
お酒は、720㎖のボトル一本にミレラルウオーター1本を入れ、陶器のサーバーに入れて賞味しています。
コロナ禍の時、2か月程寝かして置いたら、味が円やかすぎて… 事もありました。
「前割り」することで焼酎に生じる変化
焼酎は「前割り」することで、丸みのあるやさしい味が引き出されます。水と一緒に数日間、寝かせておくことで、焼酎のアルコール分子を水の分子が包みこみ、アルコールの刺激がほどよく軽減。焼酎本来の香味はそのままに、まろやかな味わいがたのしめるそうです。